為替相場の行方
2019年の米ドル円の為替相場は、昨年12月に一気に円高が進み、108円台からスタートしましたが、一時期112円台まで円安になった後、再び円高が進んで今は108円台に戻っています。

【米ドル円相場チャート(日足)】(GMOクリック証券プラチナチャートより引用)
結局年始の水準に戻ったというところではありますが、ここに来て、この先の円高観測が高まってきているようです。
というのも、米中貿易戦争のあおりを受けて景気減速の見通しが強まっているところに、アメリカの利下げ観測が強まり、日米の金利差縮小により米ドル安・円高が進むと見られているからです。
日本の場合、既に金融緩和の余地が極めて限られるほどにやり尽くした感がある上に、もし日本が追加緩和をしようものなら、トランプ米大統領が批判の矛先を日本に向けそうな気配があります。
実際、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が18日、経済・物価情勢の改善が鈍ければ追加の刺激策が必要になると発言したところ、トランプ米大統領がすかさず、ユーロ安・ドル高により米国が通商面で不利な立場に追い込まれることを警戒した不満をツイートするという行動に出ました。
トランプ大統領のこうした行動を目の当りにして、日銀は、追加緩和などできないのではないかと思われます。
そうすると、米国の利下げだけが行われる中で、この先、円高が進行すると考えるのが自然だと思います。
トランプ大統領は、今は対中国の貿易不均衡をやり玉に挙げることに躍起になっていますが、いつ対日貿易を争点にするかわかりません。
そうなると、トランプ大統領が米ドル円相場の水準にまで口を出し、米ドル安・円高誘導をする可能性も否定できません。
円高は基本的に日本の株式市場にはマイナスの影響があります。
株式市場はここのところ低迷が続いていますが、円高というさらなるインパクトが襲えば、株式市場のさらなる下げを招くかもしれません。
しばらくは、警戒が必要そうです。
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日本の場合、既に金融緩和の余地が極めて限られるほどにやり尽くした感がある上に、もし日本が追加緩和をしようものなら、トランプ米大統領が批判の矛先を日本に向けそうな気配があります。
実際、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が18日、経済・物価情勢の改善が鈍ければ追加の刺激策が必要になると発言したところ、トランプ米大統領がすかさず、ユーロ安・ドル高により米国が通商面で不利な立場に追い込まれることを警戒した不満をツイートするという行動に出ました。
トランプ大統領のこうした行動を目の当りにして、日銀は、追加緩和などできないのではないかと思われます。
そうすると、米国の利下げだけが行われる中で、この先、円高が進行すると考えるのが自然だと思います。
トランプ大統領は、今は対中国の貿易不均衡をやり玉に挙げることに躍起になっていますが、いつ対日貿易を争点にするかわかりません。
そうなると、トランプ大統領が米ドル円相場の水準にまで口を出し、米ドル安・円高誘導をする可能性も否定できません。
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