サプライズだった追加金融緩和
今日、日銀が追加金融緩和を発表しました。
今回の金融政策決定会合で追加金融緩和を発表することは、おそらく多くの人が予想していなかったのではないでしょうか。その意味では市場に与えたポジティブ・サプライズは大きかったと思います。
株式市場にも驚きを持って受け止められ、今日の日経平均株価は、755円高と大幅な上昇となりました。やはり事前に予想されていなかった分、上げ幅も大きくなりました。この点は、日銀の黒田総裁の作戦勝ちといった感じです。
アメリカでは、つい先日量的金融緩和の終了が発表され、次はいつ利上げするかという点が焦点になっていることを思えば、日本は対象的な政策をとっているといえます。
さて、これから相場はどう動くかということですが、とりあえずは円安・株高の方向で進むと考えるのが自然なのでしょう。量的金融緩和を終了させたアメリカと追加緩和をする日本との間では、普通に考えれば円安が今後も進む可能性が高いと思います。
ただし、最近では円安が必ずしも株高に結びついていない傾向もあるため、株価については一本調子で上昇するかどうかはわかりません。特に、円安によるエネルギー等の輸入品の価格上昇が家計を圧迫することも考えられますので、行きすぎた円安のリスクも顕在化してくるかもしれません。
また、金融緩和を継続していった場合でも、アメリカのようにいつか終了させなければならない日が来るわけですので、どのように軟着陸させるのか、その困難さはアメリカの比ではないと思います。
日本の財政の破綻リスクが表面化して国債暴落、ハイパーインフレというシナリオも、そのうち意識しなければならないかもしれません。


今回の金融政策決定会合で追加金融緩和を発表することは、おそらく多くの人が予想していなかったのではないでしょうか。その意味では市場に与えたポジティブ・サプライズは大きかったと思います。
株式市場にも驚きを持って受け止められ、今日の日経平均株価は、755円高と大幅な上昇となりました。やはり事前に予想されていなかった分、上げ幅も大きくなりました。この点は、日銀の黒田総裁の作戦勝ちといった感じです。
アメリカでは、つい先日量的金融緩和の終了が発表され、次はいつ利上げするかという点が焦点になっていることを思えば、日本は対象的な政策をとっているといえます。
さて、これから相場はどう動くかということですが、とりあえずは円安・株高の方向で進むと考えるのが自然なのでしょう。量的金融緩和を終了させたアメリカと追加緩和をする日本との間では、普通に考えれば円安が今後も進む可能性が高いと思います。
ただし、最近では円安が必ずしも株高に結びついていない傾向もあるため、株価については一本調子で上昇するかどうかはわかりません。特に、円安によるエネルギー等の輸入品の価格上昇が家計を圧迫することも考えられますので、行きすぎた円安のリスクも顕在化してくるかもしれません。
また、金融緩和を継続していった場合でも、アメリカのようにいつか終了させなければならない日が来るわけですので、どのように軟着陸させるのか、その困難さはアメリカの比ではないと思います。
日本の財政の破綻リスクが表面化して国債暴落、ハイパーインフレというシナリオも、そのうち意識しなければならないかもしれません。
