原油価格が急反発

ここに来て原油価格急反発しています。

先週からの世界的な株価下落に伴い、原油価格も急落していました。WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)原油先物価格は、一時38米ドル台/バレルまで下げていましたが、一転、原油価格は2日続けて急騰し、45米ドル台まで回復しました。

直近6か月間のWTI原油価格(日足)
【直近6か月間のWTI原油価格(日足)】(楽天証券ウェブサイトから引用)

原油価格の下落は、日本にとっては、重要なエネルギー資源である原油の調達コストが下がるため、多くの企業にとって恩恵が及ぶのですが、資源国にとっては、大変深刻な問題です。

産油国にとっては、原油の価格が下落することは、輸出による収入が減少することにつながりますので、貿易収支の悪化を招き、また、多くの新興国においては、石油産業が国家事業であるために、国の財政悪化に直結します。

そのため、昨年来の原油価格の下落により、産油国の新興国では、貿易赤字と財政赤字という、双子の赤字が拡大し、それが通貨安を招いて資本の流出につながるという、悪循環に苦しんでいます。

東南アジアであればマレーシアインドネシアといった国が今、上記のような資源価格安による副作用に苦しんでいるわけです。

ただでさえ、今の新興国は、アメリカの利上げ観測により、資本の国外流出が続き、経済減速が顕著となっています。原油を始めとする資源価格安は、まさにダブルパンチにように新興国を苦しめています。

したがって、原油価格が反発することは、こうした新興国にとっては恵みの雨のようなものであり、大歓迎すべきことということになります。

原油価格の反発により恩恵を受ける日本企業もあります。

石油の在庫を多く抱える石油メジャー会社もそうですが、資源開発に投資をしている商社にとっても、原油価格の上昇はポジティブな影響があります。

資源分野への投資割合の大きい三井物産(8031)は、今回の株価急落でかなりの打撃を受けましたが、25日(火)を底にして、以後3営業日で大きく株価は回復しました。

三井物産株チャート(日足)
【三井物産株チャート(日足)】(GMOクリック証券ウェブサイトから引用)

原油価格がこのまま持ち直すかどうかはわかりませんが、今回の反発は、三井物産には大きな支援材料となります。

三井物産の連結PBR0.63倍予想PER11.9倍予想配当利回り4.0%です。

今期の純利益予想は前期比20%減と厳しい予想ですが、バリュエーションとしては、割安感があります。特に、減益予想でも配当は維持される予定ですので、高い配当利回りに着目した買いが入る可能性もあります。

来年以降原油価格が回復するようなら、三井物産株は、面白い投資になるかもしれません。







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東京市場は大幅続伸

今日の東京市場は、大幅上昇し、3日続伸となりました。

終値は、561円88銭(3.03%)高19,136円32銭となり、あっさりと1万9000円を回復しました。

今日は私の持株も軒並み値を上げました。特に上昇率が高かったものは、

伊藤忠商事(8001)  109.5円(7.98%)高
三井物産(8031)  95.5円(6.35%)高
トヨタ自動車(7203)  320円(4.55%)高
みずほFG(8411)  10.3円(4.25%)高
三井住友FG(8316)  192.5円(3.98%)高

といったところでした。

特に伊藤忠商事(8001)は、一時10%近い上昇を見せるなど、上昇の勢いが突出していました。

伊藤忠商事株チャート(日足)
【伊藤忠商事株チャート(日足)】(GMOクリック証券ウェブサイトから引用)

昨日は原油価格が大幅反発したため、今日は商社株全体が大きく上昇していたのですが、伊藤忠商事特有の材料としては、今朝の新聞で、以下のような報道がありました。

①ミャンマーでいすゞ自動車のトラック整備事業に進出
②中国中信(CITIC)への出資が前倒しになったことにより、税引き前利益が200億円規模上乗せの見通し


伊藤忠商事が今年新たに行うこととなった中国中信(CITIC)への出資は、出資規模が大きいこともあって、必ずしも市場からポジティブに受け止められていませんでしたが、先日発表されたCITICの1~6月期の純利益は、376億香港ドル(約5800億円)と前年同期に比べ46%増加しており、部門別では、主力の金融サービス59%増資源エネルギー24%増製造業16%増となったと報じられています。

この調子で出資先のCITICの利益が増加していけば、それだけ伊藤忠商事の利益も増大しますので、今年増配予定の配当も、さらに上積みされるかもしれません。

今日8%近く上げた伊藤忠商事ですが、予想PER7.1倍予想配当利回り3.37%と、まだまだ魅力的です。商社の中で資源分野への依存が低いだけに、今後の成長余地が大きい銘柄といえます。

さて日経平均ですが、今日の上げを受けて来週はどうなるでしょうか。反発が一段落していったん反落するか、それとも本格反騰の気運が出てさらに上げるか、来週も相場から目が離せません。







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株価反発が世界を一巡

昨日は米国ダウ平均が、今回の急落後、初めて反発して終えました。

7営業日ぶりの上昇であり、上昇幅も、619ドル07セント(4.0%)と、2008年10月28日(889ドル35セント高)以来6年以上ぶりということです。

日本でも、日経平均は昨日に続き上昇しました。終値は197円61銭(1.08%)高18,574円44銭と、朝方より上昇幅を縮めて引けましたが、200円近い上昇で続伸しました。

日経平均チャート(日足)
【日経平均チャート(日足)】(株探ウェブサイトから引用)

欧州では一昨日に上昇に転じており、中国本土株も、上海総合指数5.33%高と、今日は久しぶりの上昇となったため、ひとまず、株価の反発は世界を一巡したといえます。

ここから今回の下落前の水準まで一気に戻るかといえば、そこまで甘くはないと思います。

ですが、今日は、時価総額の大きい株が高くなっており、株価の本格反騰への期待もあります。

例えば三井住友FG(8316)は、昨日は163.5円(3.6%)高、今日は124円(2.6%)高と、この2日の上昇率はかなり高くなっています。

三井住友FG株チャート(日足)
【三井住友FG株チャート(日足)】(GMOクリック証券ウェブサイトから引用)

それだけ大きく下がっていたということでもありますが、値ごろ感が強く、かなりの押し目買いが入ったと思われます。

現在の株価では、予想PER8.8倍予想配当利回り3.1%と、割安感があります。国内の銀行は、低金利のため貸出しによる利益は低下していますが、三井住友銀行は海外事業での利益を大きく伸ばしており、今後も成長が見込まれます。

アメリカの利上げ観測により、新興国は大きなダメージを受けていますが、私は、今後数年間のうちに、先進国における株価バブルがやってくるのではないかと予想しています。特に、緩和的金融政策に支えられた日本の株価は、今後、最も上昇余地が高いのではないかと思っています。

株価バブルの到来に備え、金融株を保有しておくことは賢い選択といえます。今回の下落は、絶好の買い場になったのではないでしょうか。







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株価がついに反発

今日は、ついに株価が反発しました。

この時を待っていました。昨夜は、米国ダウ平均が反発して始まったので、これでようやく世界の相場が反転すると喜んでいたのですが、朝起きると、何とダウが200ドル以上も下げて終わっており、今日も正直不安がいっぱいでした。

東京市場も、朝方は小反発で始まったものの、すぐにマイナスに転じるなど、非常に不安定なスタートでした。

しかし、私は今日はこの後上昇幅を拡大していくと踏んでいたので、残り少ない信用余力を振り絞って、三井住友FG500株ソフトバンクグループ500株買い増ししました。

後場になって上げ幅を拡大した日経平均は、その後も勢いを増し、終わってみれば570円13銭(3.20%)高18,376円83銭と、今日は終盤にかけて失速することもありませんでした。

日経平均チャート(1分足)
【日経平均チャート(1分足)】(株探ウェブサイトから引用)

これでようやく一安心できました。昨日は大底が来たと考え、朝から信用買いだけで2000万円近く出動をしていましたので、最後の1時間で一気に733円安まで売り込まれたのはショックでした。

昨日の夕方になって先物・オプション口座の保証金が不足しているとして追証を求められ、急きょ追加で保証金を入れました。今日も下がるようならまた保証金不足になるところでしたが、何とか踏みとどまれて良かったです。

今日の上げが明日以降も続くかどうかはわかりませんが、1万7千円台に戻るのだけは何とか避けてもらいたいものです。

今回の下落相場で学んだことがいくつかあります。

一番の教訓は、「常に余力を残しておく」ということです。

相場が常にボックス圏の範囲内で推移しているのであれば何も問題はありませんが、現実はそう甘くはありません。相場は時として、一方方向に極端に振れることがあり、余力がない場合には、下落したところで買いを入れることはできません。

また、下落局面で買い余力があっても、すぐに使い切るのは危険です。もう下げ止まると思っても、さらに下がることがあります。特に信用取引の買い余力を使い切ってしまうと、そこから下がると追証という危機がやってきます。

私は今回は、信用買い余力が大きかったために、下落局面でかなり買い増しすることができました。しかし、昨日、今日はその買い余力もかなり使い果たした状況になってしまい、もし今日も下がっていればどうなっていたかわかりません。

「これで底を打った」と簡単に判断するのは危険だと改めて感じました。

もう一つは、一定の相場がしばらく続くと、それが当たり前と思うようになることの怖さです。

相場は、上がった状態が続くと、それが標準であると感じてしまうものです。上がった状態を標準と考えると、そこから少し下げるだけで「安い!」と飛びついてしまうのですが、より長期的な視点で見ると、まだまだ高いということはよくあります。

今回も、昨年からの上げ相場の中で、2万円台が当たり前という感覚を私も持ってしまっていました。しかし、日経平均の昨年の終値は17,450円です。今回の大暴落でも、昨年終値にも戻っていません。そう考えると、株価が高いことに慣れてしまっていたのだということを、思い知りました。

短期的な視点だけでなく、長期的に今の相場が過熱していないかを考えることは大事だと感じました。







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ジェットコースター相場

昨日の夜間から今日の日中にかけての相場は、まさにジェットコースターのようでした。

昨日は夜間の日経先物市場では、9月物の先物が売り込まれ、一時17,160円をつける場面がありました。しかしその後、一気に18,000円を超える反発を見せ、そうかと思えば、再び17,000円台前半まで下落するなど、アップダウンの激しい動きとなりました。

米国のダウ平均も、いきなり1,000ドル超下げてスタートしたかと思えば、あっという間にマイナス幅が半分になるなど、一日の値幅が1,000ドル近くになる乱高下でした。

ダウ平均1日チャート
【ダウ平均1日チャート】(日経ウェブサイトから引用)

米ドル円相場も、ものすごい変動でした。

米国市場がオープンする前のタイミングで、米ドルは120円近い水準から、一気に116円台前半まで急落しました。

米ドル円相場チャート(10分足)
【米ドル円相場チャート(10分足)】(GMOクリック証券Platinum Chartから引用)

こうした激しい動きは、千分の一秒単位で注文を出すコンピュータ売買のシェアが高まっていることを示しており、素人にはついていけません。

今日の日経平均も、大幅下落でスタートし、9時20分には793円安17,747円50銭を付けましたが、11時22分頃には294円高18,835円35銭の高値まで、一気に1,000円以上上昇しました。

日経平均チャート(1分足)
【日経平均チャート(1分足)】(株探ウェブサイトから引用)

ついに底を打った!とこの時は思いました。しかし、その思いは、午後に入って打ち砕かれます。

午後2時以降は、日経平均は再び勢いよく下落し、終わってみれば733円98銭(3.96%)安17,806円70銭と、今日のほぼ安値圏まで下落して引けました。

売買代金は4兆9240億円と今年最大を記録しました。これを「セリング・クライマックス」と考えてよいのか、疑心暗鬼になってしまいます。

また、これだけ相場の動きが大きいと、底を打ったと思っても、個人投資家にはなかなか手を出しづらいのではないかと思います。

相場が落ち着くまでには、もうしばらく時間がかかりそうです。

今日も夜間の日経先物市場、外国為替市場、米国株式市場から目が離せません。







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世界同時株安はどこまで続くか

今日の日経平均は、底が抜けたような大暴落でした。

日経平均の終値は、895円15銭(4.61%)安18,540円68銭と、2年3か月ぶりの下げ幅を記録しました。

終値は2月23日(18,466円)以来、約6か月ぶりの安値水準でした。6か月前にはこの程度の水準だったのかと思うと、本当にこれで下げ止まるのか、不安が募ります。

日経平均チャート(日足)
【日経平均チャート(日足)】(株探ウェブサイトから引用)

それにしてもこの下げ方はキツイです。上がるときは時間をかけても、下がるのは一瞬です。これはやはり、アルゴリズムなどを用いたコンピュータ売買による影響が大きいのではないかと思います。コンピュータ売買は、一定の条件を満たせば機械的に売買しますので、相場の振れ幅が極端に大きくなりやすいと言われています。

さて、私は現物株はあまり頻繁に売買せずに長く持っているために、今でも含み益が多少は残っている状態ですが、信用取引では、大きな含み損を抱えることになってしまいました。

唯一空売りをしていた三越伊勢丹HDは、金曜、今日と立て続けに買戻し決済をして利益を得ることができ、まだ1,000株の空売りを持っていますが、それ以外は全て信用買いです。特に、トヨタ自動車を大量に買っているため、その含み損が巨額なものになっています。

トヨタ自動車株チャート(日足)
【トヨタ自動車株チャート(日足)】(GMOクリック証券ウェブサイトから引用)

私は7月14日「トヨタ自動車」という記事の中で、トヨタ自動車に投資妙味があると書いており、その後どんどん信用買いを膨らませていったのですが、まさかこんなことになるとは思いませんでした。

ただ、信用取引に関しては、信用買い余力はまだまだ潤沢で、追証を求められるような状況にはなっていませんので、とりあえずホールドしつつ、懲りずに安値を拾って行こうと思っています。

信用取引以上に損失が急速に膨らんでいるのが日経225先物です。調子に乗って4枚もの先物を下げ局面で買ってしまい、既に数百万円の含み損になっています。既に保証金が不足しており、今日は急きょ、あまり取引をしていないFXの保証金と株式口座の現金を先物取引の保証金に回しました。

今年は先物ではこれまでに相当な利益を確定させているため、全て損切りしても年間でのプラスは維持できますが、ここからさらに下落するとそれも危ういことになります。

焦点は、どこで下げ止まるかという点ですが、日経のウェブサイトなどを見ていると、「市場の声」と称していろんな関係者がいろんなことを言っていますが、これらは全て後講釈のようなものです。日経平均が2万円を割ったときには「下値の目途は1万9500円」などと言っていたのが、1万9000円を割ると「下値は1万8500円」などと言っているだけで、何の参考にもなりません。

今日の売買代金が4兆円を超えたことで、いわゆる「セリングクライマックス」が近いのではないかとも言われていますが、鵜呑みにはできません。

明日以降は、信用買いは極力慎重にしつつ、下げ止まりを粘り強く待つことになりそうです。







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オリエンタルランド株の急落

インバウンド消費がもてはやされ、大きく買われた内需株ですが、転機が訪れているようです。

インバウンド消費ブームに黄信号か」という記事を書いたのが7月3日ですが、その記事の後もしばらくは内需株高は続いていました。

しかし、今回の株安では、輸出株などの外需株のみならず、内需株も大きな痛手を受けているようです。

娯楽産業の王様ともいえるオリエンタルランド(4661)ですが、一時は青天井のように上昇していた株価が一転、下げが止まらない状態になってしまっています。

オリエンタルランド株チャート(週足)
【オリエンタルランド株チャート(週足)】(GMOクリック証券ウェブサイトから引用)

オリエンタルランドの株は、株主優待があることから個人株主には人気がありますが、これまでの高値では、優待があってもそれだけではそれほど旨みのある投資ではなかったといえます。

というのも、株主優待では100株の保有で年間1枚パスポートがもらえますが、これは定価で買うと6,900円です。これに年間の予想配当3,500円(1株35円)を加えた10,400円が優待を現金に換算した株主への分配であると考えると、その利回りは、株価を今日の終値で計算して、約1.53%です。株価は今日までに4日続落していますので、それ以前であればもっと利回りは低かったことになります。

この程度の配当利回りの株であれば、探せばいくらでもあります。

したがって、オリエンタルランドの株式を保有するのであれば、今後の成長と株価の上昇が見込めるのでなければ意味がありません。

しかし、オリエンタルランドは、業績予想こそ今期、来期と連続で増益が予想されていますが、前期比での増益率はそれぞれ4.3%1.5%とそれほど高くはなく、一方で、今期予想利益に基づくPER約30倍と、決して割安感はありません。

オリエンタルランド業績推移/予想
【オリエンタルランド業績推移/予想】(GMOクリック証券ウェブサイトから引用)

オリエンタルランドの株価は、2014年5月頃まで4,000円前後をうろうろしていましたので、その後9,000円台まで一気に上昇してしまったのは、業績の伸びと比べると明らかに行き過ぎだったと言わざるをえません。

ディズニーランドもディズニーシーも既に毎日大混雑であり、ここから入場者数が2割、3割も伸びるとは思えませんので、利益の伸びにも限界がある業界だと思います。

当面は、適正な株価になるまで、軟調な展開になることが予想されます。

ただ、9月末にかけては、株価にプラスの要素があります。オリエンタルランドでは、長期保有株主向けの優待として、2015年9月30日から2018年9月30日までの全ての基準日(9月30日および3月31日)において、同一株主番号で当社株主を100株以上保有している株主に対し、2018年12月(予定)2枚のパスポートが交付されることになっています。

このため、9月末の基準日にかけては、その優待を受けるべく購入する株主が出る可能性があります。それが株価にとってどの程度のインパクトがあるのかわかりませんが、ここまで株価が急落していることもあって、一時的には買われるかもしれません。







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アジア新興国経済の危機

アジアの新興国の経済が減速しています。

アジアの新興国の経済は、アメリカの利上げ観測による資本流出等により、通貨安に見舞われています。タイバーツ6年ぶりインドネシアルピアマレーシアリンギットは、アジア通貨危機以来の17年ぶりの安値を付けています。

新興国の経済減速の原因は、主に、①アメリカの利上げ②中国経済の減速③資源価格の下落、が考えられます。

アメリカの利上げは、これまで新興国に流入していた資金の流れを一変させる可能性があり、利上げ観測により、その影響は既に現れています。また、中国経済が減速していることは、資源価格の下落にも大きな影響を与えていますが、中国経済への依存の大きいアジアの新興国の経済にも、悪影響を与えています。

資源価格の下落は、資源国であるマレーシア、インドネシアの財政悪化→通貨安という悪い流れを生んでおり、また、新興国の中でも工業国であるタイは、中国の需要減や、人民元切り下げによる輸出競争力の減退に加え、政情不安なども重なって、経済は厳しい状況が続いています。

タイのGDP成長率
【タイのGDP成長率】(日経新聞ウェブサイトから引用)

先日は、タイの首都バンコクで爆弾テロ事件がありました。20人もの命が奪われた痛ましい事件ですが、タイのGDPの1割を占める観光業に与える影響を考えると、タイ経済にも大きな打撃となりそうです。

私は、ASEANの経済成長に期待して、先日JPMorgan ASEANファンドを購入したばかりですが、そのファンド価格も、大きく下落しています(涙)。

JPMorgan ASEANファンド価格チャート
【JPMorgan ASEANファンド価格チャート】(Bloombergウェブサイトから引用)

中国の経済減速は今後も続く可能性があり、東南アジアの経済は、しばらくは厳しい状況が続くと思います。アメリカの利上げによる影響が一巡し、中国経済が上向く兆しが見えるまでは、我慢が続くことになると思います。







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日経平均は一進一退

ここのところの日経平均は、2万円から2万1000円の間のボックス圏内で動いているように見えます。

今日の日経平均は下げて始まりましたが、後場になって下げ幅を拡大し、終値は前日比331円84銭安20,222円63銭と、大幅下落となりました。

日経平均は、6月24日に付けたザラ場での年初来高値20,952円71銭を未だ超えることができず、一方で、7月初めに一時的に2万円を割って以降は、2万円を割ることなく、底堅く推移しています。

日経平均チャート(日足)
【日経平均チャート(日足)】(株探ウェブサイトから引用)

チャートで見ると上のようなのですが、2万円を下限、2万1000円を上限としたボックス圏を行ったり来たりしています。

日経平均のこのような動きは、世界の相場状況から見ると、かなり底堅いといえます。

アメリカのダウ平均は、ここのところ、明かに下落基調であり、近々実施されるであろう利上げを織り込んで下げています。

ダウ平均チャート(日足)
【ダウ平均チャート(日足)】(株探ウェブサイトから引用)

同じ期間の日経平均とダウ平均のチャートを比較すると、その日経平均の底堅さがよくわかります。

相場が弱くなっているのはアメリカだけではありません。中国本土株も、昨日、今日と大きく下げており、中国景気の減速懸念はいよいよ高まってきています。

また、人民元の切り下げにより、東南アジアなどの新興国の景気も悪化してきています。

このような相場環境で日本株が2万円を切らないのは、ある意味すごいことです。

しかし、このボックス圏を抜けてさらに上昇する材料があるかというと、今の世界の相場環境からは、かなり厳しいかもしれません。むしろ、唯一持ちこたえていた日本株が、世界の相場に巻き込まれてボックス圏を下に抜けて下落するリスクもあると思います。

当面は、リスクを避けつつ、世界の相場を注視していく必要がありそうです。







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天津での爆発事故

先週8月12日に発生した中国・天津での爆発事故は、本日の時点で、死者が112人、行方不明者が95人と報じられています。

事故現場では、有害物質のシアン化ナトリウムが数百トン保管されており、消防隊が、シアン化ナトリウムが水に反応すると引火しやすいということを知らないまま放水を続けた結果、さらに爆発を誘発したと言われています。

私もネット等で爆発の瞬間の映像をいろいろ見ましたが、まるで核爆発でも起こったかのような大爆発でした。数キロ離れたビルの窓ガラスが割れたなどの話もあり、その衝撃の強さを物語っています。

中国政府は、いつものことですが、政府への批判を恐れて報道規制を敷いており、実際に被害がどの程度であるのかは、依然としてはっきりしていません。

ですが、現場の状況については、いろんな動画で出回っており、被害のありのままを伝えています。私が見つけた、下記のドローンによる現場の空撮映像は、現場の様子をかなりリアルに伝えています。





さて、この事故による経済面での影響を見ると、①天津でビジネスを行う企業が直接受ける影響と、②中国国内における経済への影響、の2つの面があると思います。

まず、①の企業が直接受ける影響ですが、例えばトヨタ自動車は、天津に製造拠点を持っており、その工場や物流拠点に被害が出ている模様です。

しかし、企業が直接受ける影響は、生産能力の一時的な低下といった限定的なものに留まるのではないかと思っています。タイでの大洪水のときのように、サプライチェーンの寸断により生産力の大きな低下といったことは、おそらく起こらないのではないかと思います。

一方、②の中国国内における経済の影響ですが、こちらは、政府の対応への批判などから、社会不安が増幅するおそれがあり、これが、中国経済全体に悪影響を及ぼすリスクが、ないとは言えません。

中国では、貧富の差や、公害など安全に対する懸念が高まっており、社会において政府に対する不信、不満が、マグマのようにたまっていっていると思われます。

今回の爆発事故でただちにそのマグマが一気に吹き出す可能性は高くないと思いますが、マグマが蓄積される一つの要素となるかもしれません。

中国で反政府の動きが出始めると、政府は全力でそれを抑え込もうと考えるでしょうから、いっそう国民が反発することが予想され、収拾がつかなくなるおそれがあります。いつかそのような事態が起こるかもしれず、そうなると、世界経済に大ダメージを与えることになる可能性が高いといえます。

中国での社会的な事故、事件は、こうした引き金を引くかもしれないものとして、注意しておく必要があると思います。







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KANEMOCHI TOSAN

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金持ち父さんを目指して日々勉強&実践に励む過程を記録したブログです。2014年9月9日にスタートしました!
目標は、働かずして旅行三昧できる億万長者になること。
株式投資・為替・不動産・保険・法律・税金・読書・旅行など、興味ある様々な分野について考えていること、実践したことを書き綴ります。

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