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マイナス金利付き量的・質的金融緩和

今日は、黒田日銀がまたやってくれました。

日銀は今日、追加の量的緩和をするのではなく、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」という新たな金融緩和策を発表しました。

私の予想では、金融政策は現状維持で株価はいったん下落、その後の総裁会見でポジティブな発言があり、翌日反発という流れだったのですが、その予想は外れました。

私は自分の予想に従い、金融政策発表前に信用で建てていたポジションをある程度処分しましたが、後場株価が急伸する中で、同じぐらいの量を(売った時より高い価格で)買い戻しました。

最初から売らなければよかったわけですが、それは結果論で、やはり政策発表前にリスクを落としておく必要があります。

さて、マイナス金利付き量的・質的金融緩和ですが、これは市場でも予想外だったようで、発表後、株価が急伸したかと思えば、一気に急落し、市場は大混乱に陥りました。為替相場も、一気に121円を超える円安が進んだ後、119円前半まで急落するなど、不安定な動きでした。

しかしその後は円安・株高が進行し、終わってみれば大幅株高、円安という結果になりました。

マイナス金利とは、金融機関が日銀に対して保有している当座預金の残高に対して付ける金利をマイナスにするということです。

日銀は、量的金融緩和政策により金融機関から国債を買い入れますが、その代金は、その金融機関が日銀に保有している当座預金残高が増えるという形で支払われます。

したがって、日銀が国債を買えば買うほど、金融機関の日銀に対する預金残高は増え、これを「マネタリーベースの拡大」と言っているわけです(銀行がこの当座預金を引き出すと、日銀がお札を印刷して銀行に渡します)。

この預金残高に対する金利をマイナスにすると、金融機関の日銀に対する利払いが生じ、銀行などに大きな負担がかかります。これを避けるために導入されたのが、三階層構造方式のマイナス金利です。

三階層構造方式のマイナス金利
【三階層構造方式のマイナス金利】(日銀ウェブサイトから引用)

金融機関への負担を避けるため、日銀は、全ての預金残高にマイナス金利を適用するのではなく、ある残高まではプラス金利又はゼロ金利とし、金融機関が新しい取引によって当座預金が増えることに対してマイナス金利というコストをかけます。それによって、金融機関の負担を大きくし過ぎないようにしつつ、金融機関が日銀にお金を預けるのではなく、市中にお金を循環させるように仕向けるという仕組みです。

なかなかよく考えられた仕組みといえますが、金融機関とすれば、国債を日銀に売却すれば当座預金残高が増えるため、今後は、日銀に国債を売却せず、むしろ国債をどんどん買い入れて少しでも利息を稼ぎたいという考えになると思われます。

そのため、国債への需要が爆発的に増加することが予想されます。実際、今日は新発10年物国債の利回りが、前日の0.22%から一気に0.09%まで低下する場面がありました。

国債利回りは、今後も極めて低い水準で推移すると思われますが、日銀の国債買い入れオペに金融機関が応じず、いわゆる「札割れ」が発生する事態も予想されます。

限界に挑戦する日銀の金融政策ですが、どこかでクラッシュしてしまえば、いつかは、予想もつかない相場のメルトダウンが発生するかもしれません。






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KANEMOCHI TOSAN

Author:KANEMOCHI TOSAN
金持ち父さんを目指して日々勉強&実践に励む過程を記録したブログです。2014年9月9日にスタートしました!
目標は、働かずして旅行三昧できる億万長者になること。
株式投資・為替・不動産・保険・法律・税金・読書・旅行など、興味ある様々な分野について考えていること、実践したことを書き綴ります。

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