「パチンコ『30兆円の闇』」


「パチンコ『30兆円の闇』」
(溝口敦・2009年・小学館文庫)

私の大嫌いなパチンコ業界の闇について告発する本です。

私はかねてから、パチンコは違法な賭博だと考えており、日本から撲滅すべきだと思っていますが、この本を読んで、ますますその思いを強くしました。筆者は、パチンコ産業がいかに腐っているかについて、業界関係者への取材をもとに切り込んでいます。

パチンコ産業の市場規模は、2003年(ちょっと古いですが)の時点で、約30兆円だということです。中央競馬の年間売上が3兆円競輪1兆円競艇1兆1000億円宝くじ1兆円ですので、それらのギャンブルの売上を全部足しても、パチンコの市場規模には到底及びません(いずれもこの本が書かれた当時の数字です)。

パチンコは、『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律』(いわゆる風適法)の規制を受ける風俗営業ですが、その監督は、法令上は公安委員会であり、実際には、その下で管轄の警察署が行います。

この警察が、パチンコ産業と癒着し、その巨額のカネに群がっているというのです。

筆者によれば、パチンコ業界は、かつては暴力団のシノギになっていたが、暴対法が施行されて以降、暴力団に代わって、警察がそこに入って来たということです。

具体的に言うと、パチンコ行政には裁量の幅が極めて広く、営業許可やパチンコ機が基準に適合しているかの判断を通じて、パチンコ業界を生かすことも殺すことも意のままであることから、警察署長や生活安全課の署員に対して、パチンコ業者が何かにつけて金をバラまいているのだそうです。

業者による警察官の接待や異動の際の餞別は当たり前、担当の警察官は、当然のように業者に食事、酒、女、旅行の接待をせびるのだとか。

また、パチンコ機の技術適合性を審査する「財団法人保安電子通信技術協会」は、警察官OBの天下り先ですので、警察は、現役の時も、退職した後もパチンコ業界の甘い汁を吸うことができるわけです。

本書では、いわゆる「裏ロム」についても言及しています。

「裏ロム」は、パチンコ機の当たりの確率を自由に変えることのできるチップで、パチンコ店が閉まった後にこっそり台を開けて本物のロムと入れ替えるのだそうですが、これを組織的に行う犯罪グループがいるだけでなく、店舗自身が使っているケースもあるといいます。

犯罪集団が裏ロムの入ったパチンコ機を使って遊ぶ「打ち子」を使って荒稼ぎすることもあれば、店舗が「打ち子」を使って大当たりさせ、店の収益を少なく見せつつ、打ち子には定額の報酬だけ渡して当たった分の金を店に戻させることで、裏金にしているという実態もあるようです。

こういう実態を見れば、普通に遊んでいるパチンコファンが、いかに一方的に搾取されているかがよくわかります。

著者は、裏ロムを実際に作っている業者、打ち子を使って荒稼ぎし、本国に御殿のような家を建てた中国人グループの頭領などに実際にコンタクトして取材をしています。

本当に、パチンコは、警察の腐敗犯罪グループの跋扈庶民のギャンブル依存など、社会の害悪しか生み出さないのではないかと思います。

朝鮮系のパチンコホールも多く、北朝鮮への不正送金の温床になっているとも言われるパチンコ業界。カジノ合法化の是非を議論する前に、この腐ったパチンコ業界をどうにかすべきだと思います。



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金持ち父さんを目指して日々勉強&実践に励む過程を記録したブログです。2014年9月9日にスタートしました!
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