楽天の憂鬱

楽天(4755)の株価がさえません。

楽天株は、2016年以降ジリ貧が続いており、当面、株価回復の見通しも立たない状況といえます。

楽天株チャート(週足)
【楽天株チャート(週足)】(GMOクリック証券ウェブサイトから引用)

元々IT関係の企業はPERPBRといった指標で見ると割高になる傾向がありますが、楽天もその例外ではなく、かつては随分と高い株価が続いていました。それは、高成長に対する期待の表れであり、低い配当利回りも、株価が右肩上がりであればこそ許容されていました。

しかし、今や楽天は高成長銘柄ではなく、EC総合サイトとしてはアマゾンに圧倒的な差を付けられ、Yahooショッピングにも追い上げられています。また、「メルカリ」のようなフリマサイトやオークションサイトも普及しており、楽天でなければならないようなものはほとんどなくなっているのが現状です。

そのような状況で、楽天の配当利回りは、この株価低迷時でも0.4%程度しかなく、保有していることのメリットが完全に薄れています。

私も正直なところ、ネットでモノを買うときはほとんどアマゾンを使っています。楽天のサイトで欲しいモノを検索すると、そのモノを販売している個別の店舗サイトが山のように出てきますが、どこが一番お得なのかが見えません。買う立場から言えば、価格は送料を含めたトータルで比較したいのですが、送料がいくらかかるのかも、サイトを開いて細かく見ていかないとわかりません。店舗の一覧を見ただけで判断ができないのです。





これが店舗集合型の楽天サイトの最大の弱点です。アマゾンのような直販型の場合、欲しい商品を検索すれば一発で必要な情報が得られますので、あっという間に買い物が終わります。楽天は、個別店舗のサイトも店舗ごとに違いますので、いつも勝手が違って混乱してしまいます。

企業としての楽天は、ECサイトでの販売の伸びは低迷しており、楽天カードを始めとする金融部門だけが好調のようです。





三木谷社長海外企業のM&Aにも積極的ですが、残念ながら、その眼力はソフトバンクの孫正義氏とは天と地ほどの差があると言わざるを得ません。

楽天は、2014年に無料通話アプリの「Viber(バイバー)」1000億円近い金額で買収しましたが、自分の周りで使っている人を見たことがありません。バイバー買収では多額ののれん代が発生しているようで、将来の減損リスクが気になるところです。

このように見てみると悪いことばかり言っているように思えますが、楽天が国内ECサイトの巨人であることは確かです。楽天スーパーポイントをテコに、EC、カード、銀行、保険などを囲い込む戦略が奏功すれば、それなりに相乗効果を得られると思います。

あとは、世間がアッと驚くような新しい仕組みを生み出すことを期待したいと思います。



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No title

記事を書いた直後ですが、楽天が自社株買いを発表しましたね。
1億2000万株、金額で1000億円を上限とする自社株の取得枠を設けるようです。
今の株価では、9000万株ぐらいで金額の上限1000億円に達すると思いますが、それでも自己株式を除く発行済み株式の6%を超える自社株買いになるので、インパクトはそれなりです。
ただ、将来の収益向上の道筋が立てられなければ、自社株買いだけで株価を上昇させることはできません。
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金持ち父さんを目指して日々勉強&実践に励む過程を記録したブログです。2014年9月9日にスタートしました!
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