実質実効為替レートでは今は円安
最後のブログ記事から随分と時間が空いてしまいました。
この数か月、なかなか株式市場をウォッチすることができず、取引もあまりしていませんでしたが、そろそろ本腰を入れて投資活動にも力を入れたいと思います。
さて、最近は為替相場が膠着状態に陥っており、この先の見通しは、円安派と円高派に意見が分かれているところです。
最近日経新聞で興味深い記事があり、日米の物価差を考えると、今は相当に円安水準であるという考え方が紹介されていました。
日本では長くデフレが続いている一方で、アメリカでは順調に物価が上昇していることはよく知られていますが、1998年の物価を100としたときに、日本の物価が現在までほとんど上昇していないのに対し、アメリカの物価は約1.5倍になっているのだそうです。

【日米消費者物価比較】(日本経済新聞から引用)
本来、インフレ率の高い国の通貨は、購買力が下がっていくため価値が下がっていくと考えられていますが、1998年当時のドル円相場は1ドル=140円程度だったことを考えると、今のドル円相場は、この購買力平価という考え方では、1ドル90円台前半でもおかしくないということです。
物価の変動を考慮したこの実質為替レートを、2か国間だけでなく、多数の国全体で見たのが実質実効為替レートです。
実質実効為替レートは、一定の周期で変動しつつも、長期的には平均的な水準に回帰すると言われており、その観点からは、今の日本円は円安水準にあり、今の米ドルはドル高水準にあるということになります。

【日本円の実質実効レート】(日本経済新聞から引用)

【米ドルの実質実効レート】(日本経済新聞から引用)
私はかなり前から、塩漬けになってしまったFXの米ドル売りポジションを持っていますが、実質実効為替レートの理論通りに今後円高になってくれたらと思っています。
北欧生まれのスタイリッシュな掃除機【エルゴラピード】




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さて、最近は為替相場が膠着状態に陥っており、この先の見通しは、円安派と円高派に意見が分かれているところです。
最近日経新聞で興味深い記事があり、日米の物価差を考えると、今は相当に円安水準であるという考え方が紹介されていました。
日本では長くデフレが続いている一方で、アメリカでは順調に物価が上昇していることはよく知られていますが、1998年の物価を100としたときに、日本の物価が現在までほとんど上昇していないのに対し、アメリカの物価は約1.5倍になっているのだそうです。

【日米消費者物価比較】(日本経済新聞から引用)
本来、インフレ率の高い国の通貨は、購買力が下がっていくため価値が下がっていくと考えられていますが、1998年当時のドル円相場は1ドル=140円程度だったことを考えると、今のドル円相場は、この購買力平価という考え方では、1ドル90円台前半でもおかしくないということです。
物価の変動を考慮したこの実質為替レートを、2か国間だけでなく、多数の国全体で見たのが実質実効為替レートです。
実質実効為替レートは、一定の周期で変動しつつも、長期的には平均的な水準に回帰すると言われており、その観点からは、今の日本円は円安水準にあり、今の米ドルはドル高水準にあるということになります。

【日本円の実質実効レート】(日本経済新聞から引用)

【米ドルの実質実効レート】(日本経済新聞から引用)
私はかなり前から、塩漬けになってしまったFXの米ドル売りポジションを持っていますが、実質実効為替レートの理論通りに今後円高になってくれたらと思っています。
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