円安の功罪

ドル円相場が乱高下しています。

昨日までに、1ドル121円台まで一気に上昇したドルですが、昨夜は一点、一時117円台にまで下落しました。これまで積み上がったドル買いポジションの利益確定が膨らんだのでしょうか。

さて、円安ですが、日本がデフレに苦しんでいた2013年までは、円高は諸悪の根源であると考えられ、アベノミクスが始動して円安が始まると、皆が一様に歓迎していました。

しかしここに来て、過度の円安は日本経済に良くないとの論調も出てきています。

円安は一部の輸出企業にメリットがあるだけで、輸入品の価格が上がるために、ほとんどの業種や消費者にはマイナスでしかない、といった意見も聞かれるようになりました。

今までは円高こそが日本経済の癌であるかのように言っていた風潮が、こんなにも手のひら返しのようになるものでしょうか。

私の考えとしては、円安は一部の輸出企業にしかメリットをもたらさないという考えには賛成できません。むしろ、円安は、これからの日本経済成長の起爆剤になると考えています。

円安が輸出企業にメリットがあるのは、海外市場において、日本企業の生産コストが円安により下がり、競争力が上がるからですが、日本企業の競争力が上がるのは、海外市場でだけではありません。日本国内の市場においても、海外の輸入製品に対し、日本国内企業の競争力は、円安によって上がります。

そうすると、輸出をしていない国内企業であっても、輸入品と競合する市場に製品やサービスを提供している企業の場合、円安により競争力が上がり、輸入品に勝ってシェアを伸ばすことができるはずです。例えば畜産品の場合、輸入の食肉や乳製品の価格が円安により上がれば、国産の食肉、乳製品が相対的により有利になり、販売増になります。

輸入品との競合という点では、農産物、食品、加工品といったものは、円安により国内企業が有利な立場になるでしょう。

また、円安により日本における不動産価格や労働者の賃金が海外と比べて相対的に安くなると、日本への投資が増えることも期待できます。具体的には、日本の不動産への投資、日本への企業進出などです。

こうした効果により日本国内での雇用が増え、需要と供給の関係で賃金が上昇すれば、よいインフレを生み、経済成長につながるというわけです。

確かに現時点では、輸入品の価格が上昇する割には賃金の増加が追い付いていない状況が見られ、円安のメリットは体感できるほどではないと思います。

しかし、長期的に見たときに、この円安は、日本の経済が大きく飛躍する起爆剤になると思います。そのためには、円安だけでなく、規制緩和や法人税制の改革など、企業活動に対する政府のバックアップが必要であることは、言うまでもありません。





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金持ち父さんを目指して日々勉強&実践に励む過程を記録したブログです。2014年9月9日にスタートしました!
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株式投資・為替・不動産・保険・法律・税金・読書・旅行など、興味ある様々な分野について考えていること、実践したことを書き綴ります。

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