意識される地政学リスク

今日(4月7日)、トランプ政権のアメリカが、シリアのアサド政権に対してミサイル攻撃したというニュースがありました。

アサド政権が反政府勢力に対して化学兵器を使用したことを受け、アメリカもこれまでの方針を転換し、強硬策に出ることとしたようです。

東京株式市場は、昨日の大幅下落に対する反発で、朝方から反発していましたが、ミサイル攻撃のニュースを受けて一時前日比で下落する場面もありました。

米ドル円相場も、111円近辺からニュースを受けて一時110円近くまで下落しました。

地政学リスクは、いつも円高を呼び、日本株には悪影響を及ぼします。

シリア情勢の悪化により、今後、アメリカがシリアへの介入を強めることが予想されます。

シリアには、アサド政権反政権の両陣営のほかにISISが存在しており、アメリカはこれまで、反政府側を支援していたものの、ISIS討伐を優先するために、ISISとも対立するアサド政権への対応は後手に回っていました。アサド政権を支持するロシアとの関係も絡んで難しい立場だったのですが、今回の攻撃で、反アサド政権の立場をより明確にし、アサド政権を支持するロシアとの対立の構図がはっきりとしてきました。

つまり、今回の攻撃は、単にアメリカとシリア政権との関係が悪化するだけでなく、米ロ関係にも直接影響を及ぼします。トランプ政権は、ロシアには融和的な姿勢を見せていましたが、これからは、ロシアとも対立関係に立つことになります。

ロシアは、トランプ大統領の弱みを握っているとも言われており、今後、トランプ政権に打撃を与える「弱み」を攻撃してくるかもしれません。

地政学リスクといえば、北朝鮮の動きも非常に重要です。

北朝鮮の核開発はかなりの段階まで進んでおり、アメリカ本土を射程に入れるミサイルに核弾頭を搭載できるようになると、取り返しのつかないことになります。

トランプ大統領も、単独でも何らかの対応をする可能性があることを示唆しており、北朝鮮の軍事施設への単独攻撃も現実味を帯びてきています。

もしアメリカが北朝鮮を軍事攻撃すれば、シリアへの攻撃とは比較にならないほどに世界に衝撃を与えることになりそうです。

北朝鮮は近く核実験をするのではないかと言われており、もし核実験を強行するようであれば、アメリカによる軍事攻撃も切迫しているかもしれません。

こうした状況を考えると、為替相場や株式市場の大きな波乱に備えておいた方がいいと思います。

本物そっくりの世界のスターが大集合! マダム・タッソー東京


「ディズニーの英語システム」無料サンプルプレゼント!



↑「株式・投資」カテゴリーのブログ人気ランキング

「たった一人の熱狂」



「たった一人の熱狂」(見城徹・2016年幻冬舎文庫)

最近、読書にハマっています。

特に、著名な企業経営者の本をよく読んでいます。やはり社会で名をなした人の本は、勉強になるし、刺激にもなります。最近は、新聞やネット等で目にした著名経営者の著作をAmazonで探して買う、ということをよくやっています。

冒頭の本の著者である見城徹氏は、角川書店での編集長時代に5本の直木賞作品を含むヒット作を生み出した後、独立して幻冬舎を設立した、敏腕編集者です。

これまでよく知らなかったのですが、作家が著作を出版する場合、出版社の担当編集者が作品に手直しをしたりするのだそうで、売れる作品になるかどうかは編集者の腕にもよるところが大きいようです。

見城氏は、自分の出版社から本を出してもらうために作家を口説き落とすために圧倒的な努力を積み重ね、例えば、石原慎太郎に初めて会いに行った際には、50本のバラの花束を持参しただけでなく、石原慎太郎の「太陽の季節」と「処刑の部屋」を全文暗記して、石原氏の目の前で全文暗誦しようとしたそうです。

「なぜそこまで仕事に熱狂できるのか」と聞かれるそうですが、見城氏は、人は必ず死ぬという意識を強烈に持っており、死を宿命づけられた生の虚しさを紛らわせるために、常に何かに入れ込んでいなければ耐えられないのだそうです。

この本を読むと、見城氏はとにかくストイックで生真面目な人だということがよくわかります。彼にとっては、全てがうまく行った日はなく、一日の終わりは毎日が後悔の連続で、そのエネルギーを明日に向けていきます。

また、「今度ご飯でも」と軽く言う人が多い中、見城氏は、ひとたび食事をしようと約束したからには、必ずそれを守らないと気が済まない人です。今時なかなか珍しいほどの生真面目さです。

言葉を武器にする人だけに、文章にも気迫を感じます。なかなか刺激的な本でした。簡単には真似のできない人生だと思います。



レゴランド・ディスカバリー・センター東京

レゴブロックがいっぱいの屋内型アトラクション
お得な前売り券発売中!




↑「株式・投資」カテゴリーのブログ人気ランキング

東芝はどうなるか

東芝株が、思ったより粘っています。

米原子力子会社のウエスチングハウスが連邦破産法第11条(「チャプターイレブン」、日本でいう民事再生手続)を申請するというニュースが出て、株価が若干盛り返しました。

チャプターイレブンは、破産して会社を完全に清算するのではなく、スポンサーの下で再生計画を立て、正常な経営に戻すことを目指す手続きです。手続きの中で、既存の債務の多くを免除されることになりますので、株式もいったん100%減資により無価値になり、その上でスポンサーが新たな資本を入れて、新しい株主になるのが一般的です。

WHがチャプターイレブンを適用すれば、東芝の保有するWH株式は無価値になりますが、WHの債務超過状態は解消され、新しいスポンサーの下で再生を目指していくことになります。スポンサーとしては、韓国電力公社グループの名前が挙がっています。

チャプターイレブンを申請することにより、WHの債務がこれ以上膨らむことはないと言われてはいますが、東芝は既にWHの債務に対して8000億円近く連帯保証をしていると言われており、これは、WHが倒産しても免れられるものではありません。

しかし、WHによる原発建設が遅れることで損失が際限なく広がるのではないかとの懸念が払しょくされたということで、東芝の株価は上昇で反応しました。

東芝株チャート(日足)
【東芝株チャート(日足)】(GMOクリック証券ウェブサイトから引用)

とはいえ、東芝は、違約金や将来の損失リスク対応などで、一時的な追加損失が出ると考えられており、その損失は総額で1兆円程度と見られています。

そうすると、直近で7000億円の減損が出ることを前提に2017年3月末で1500億円債務超過が見込まれた東芝のバランスシートは、損失が1兆円になることで、4500億円程度の債務超過になることになります。

これはなかなか重い債務超過です。今後、半導体メモリ事業などを売却することで債務超過を解消していく予定ですが、優良な事業をどんどん売却して何とか資産超過になっても、利益を生み出せる強い事業を持たないただの会社に成り下がってしまいます。

そう考えると、現在の株価(3/28終値:217.2円)をベースにして時価総額9200億円というのは、あまりにも高すぎるというのが私の考えです。

こんな中、先週は、旧・村上ファンド出身者が設立したシンガポールのヘッジファンド「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」が東芝株の8.14%を取得して筆頭株主になっていたとの報道がありました。

この報道により株価がまた上がったのですが、このファンドが本当に今の東芝の株価を割安と考えて投資したのか、よくわかりません。バリューで投資しているのではなく、短期売買で売り抜けようとしているだけかもしれません。

私は東芝の株価は100円ぐらいまでは下がるだろうと予測して、何度か空売りを入れていますが、しばらくは我慢比べが続くかもしれません。

北欧生まれのスタイリッシュな掃除機【エルゴラピード】





↑「株式・投資」カテゴリーのブログ人気ランキング

「一風堂」の運営会社が上場

ラーメン店チェーンの「一風堂」を運営する「力の源ホールディングス」(3561)が、3月21日に、東証マザーズに上場しました。

上場当日には値がつかなかったのですが、翌22日に、2,230円の初値を付けました。

公開価格600円ですので、初値では何と3.7倍の値がついたわけです。

その日は結局、初値を上回る2,630円で終え、翌23日の終値は3,130円、24日の終値は3,200円と、ここまで順調すぎるほど順調に株価を伸ばしています。

IPO銘柄を公開価格で買えば儲かる可能性が高いというのもうなづけます。IPOの割当てを受けるために、何十もの証券会社に口座を開く人もいるくらいです。

力の源HDの株価がここまで堅調なのは、ひとえに「一風堂」の圧倒的な知名度、ラーメン業界での支持の高さから来ているものでしょう。



もっとも、会社が発表している平成29年3月期の決算予想では、売上高は前期比7%増223億円1株あたり当期純利益25円41銭配当5円となっています。

これを前提にすると、現在の株価(24日終値)は、PER126倍配当利回り0.16%と、相当な割高ぶりです。

こんなに株価が上がっていいのか?と思いたくなるほどです。

現在は公開直後のため信用の空売りができない状態ですが、空売りができるようになれば、割高と見た短期投資家から空売りを浴びせられるのではと思います。

とはいえ、一風堂は今、海外展開を積極的に進めており、海外でも広く受け入れられているようです。日本以外の店舗では、ラーメンだけでなく、総合日本食レストランのような多角的なメニューが用意され、単価も高めに設定されています。

長期的な観点で見れば、まだまだ成長の余地があると思います。

あとは、個人株主にとっては、株主優待があれば言うことなしです。現在は優待はないようですが、一風堂で使える優待があれば、個人投資家のファンの心をつかむことができると思います。




↑「株式・投資」カテゴリーのブログ人気ランキング

ほぼ日が上場

ほぼ日(3560)が昨日、ジャスダックへの上場を果たしました。

「ほぼ日」とは、著名コピーライターの糸井重里氏が始めたサイトほぼ日刊イトイ新聞の運営、及び自社企画手帳「ほぼ日手帳」などを販売する会社です。

「ほぼ日刊イトイ新聞」には広告を掲載しておらず、広告収入はありません。その代わり、読者の声をもとに、バッグやタオル、調味料などの生活商品を企画し、それらを販売するという、ちょっと変わったビジネスモデルです。

ヒット商品の「ほぼ日手帳」売上高の7割を占めるという、かなり偏った利益構造となっています。

実際のところ、ほぼ日は右肩上がりの成長をする新興企業の概念は当てはまらず、今後も、大幅な利益向上が期待されているわけでもありません。

にもかかわらず、昨日の上場初日は、公開価格である2,350円約2.3倍である5,410円の気配値で終え、売買が成立しませんでした。そして今日、5,360円初値を付け、終値は、公開価格の約2.1倍5,020円でした。

ほぼ日の2016年8月期の1株あたり当期純利益152.71円ですので、現在のPER32.9倍です。また、同1株あたり純資産992.78円ですので、PBR5.06倍となります。

この指標を見ると、ほぼ日の株価がかなり過大評価されていることがわかります。

果たして、今後株価は下落に向かうのでしょうか?

普通に考えれば、高い成長を見せているわけでもない企業がこの株価水準でいるのは高すぎるといえ、上場初期の話題性が薄まれば、株価は下がってくると思います。

しかし、もしかすると、この上場を機に、大きく利益を伸ばせる可能性もあります。

今回の上場のニュースを見て「ほぼ日刊イトイ新聞」の存在を初めて知った人、何となく知っていたけど改めて思い出した人も多いと思われ、サイトの閲覧数が上場を機に一気に増加している可能性があります。また、「ほぼ日手帳」の存在もニュース等で知れ渡りましたので、売上の大幅増につながるかもしれません。

私も、そんなサイトがあることは何となく知っていましたが、実際に読んだことはありませんでした。また、ほぼ日手帳なる商品があることも知りませんでした。

そのような人がサイトを訪れ、商品を購入することは十分に考えられますので、今後、売上が急激に伸びる可能性があります。

また、現在はサイトに広告を掲載していないということですが、上場すれば株主による利益追求のプレッシャーもありますので、いずれは広告を掲載するようになるかもしれません。

そうすると、ほぼ日手帳に依存していた売上に広告料収入が一気に加算されて、ほぼ日の業績は大化けするかもしれません。

創業者の糸井氏は、「利益をたくさん出せればうれしいが、それが第一の目標になるとずれていくと思う。」として、利益追求を第一とする考えから一線を画する姿勢を見せ、「だんだん化けの皮がはがれる」と、のほほんとしたコメントをしていますが、実は周到に計算して、深謀遠慮を巡らせた上での上場なのかもしれません。

レゴランド・ディスカバリー・センター東京

レゴブロックがいっぱいの屋内型アトラクション
お得な前売り券発売中!








↑「株式・投資」カテゴリーのブログ人気ランキング
アクセスカウンター
プロフィール

KANEMOCHI TOSAN

Author:KANEMOCHI TOSAN
金持ち父さんを目指して日々勉強&実践に励む過程を記録したブログです。2014年9月9日にスタートしました!
目標は、働かずして旅行三昧できる億万長者になること。
株式投資・為替・不動産・保険・法律・税金・読書・旅行など、興味ある様々な分野について考えていること、実践したことを書き綴ります。

金持ち父さんのTwitter
最新記事
最新コメント
カテゴリ
スポンサードリンク
月別アーカイブ
これまでの全記事の一覧

全ての記事を表示する

リンク
検索フォーム
お気に入り書籍
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム
ご意見、感想、質問など、なんでも受け付けております!

名前:
メール:
件名:
本文: